2016年9月25日 (日)

長期金利

日銀が追加緩和の強化として打ち出した目玉は、長短金利のコントロールにあるようです。日銀もいろいろ苦労されているのだと思いますが、これまで日銀が管理目標にしているのはあくまでも短期金利であり、長期金利ではないと説明してきたのではないでしょうか。

長期金利は市場が決めるのだという原則が揺らぐとすれば、日本の市場が政府や日銀の政策で大きく変わるという「官製市場」の傾向を強めているということなのでしょう。「官製市場」はひとり日本にとどまらず、中国は言うまでもなく、アメリカでもヨーロッパでも傾向を強めているように思いますから不気味です。

2016年9月24日 (土)

もんじゅの知恵

難航を続けていた高速増殖炉「もんじゅ」について、政府はようやく廃炉の方向で検討すると関係閣僚会議で決めたようです。もんじゅは廃炉というものの、核燃料サイクルは堅持するということのようです。素人には分かりにくい表現ですが、政治の世界では簡単に「やめた」ともいえないのでしょう。核燃料サイクルを前提に、青森県に再処理工場をつくり、使用済み核燃料を大量に保管してもらっていますので、核燃料サイクルの将来に不安を持たせるわけにもいかないのだと思います。

もんじゅの廃炉は、先送りにしてきた核燃料廃棄物の最終処分場の選定をこれ以上先送りできないことを訴えていると思います。国民の覚悟が求められています。

2016年9月23日 (金)

国連総会

今年もNYで国連総会が開かれています。難民問題、北朝鮮の核開発問題などの中心課題ではありませんが、国連総会に出席して、一般演説を行ったのが、スペインではフェリペ国王だったというのが僕には驚きでした。各国元首級の政治家が演説するのが普通ですが、スペインではラホイ首相ではなくて、国王だったようです。

今年何回も総選挙が行われたにもかかわらず、第一党の国民党を中心とする連立政権の樹立に失敗し、いまだにラホイ首相は暫定首相にとどまっています。それが関係しているのかと思いますが、国王が代役を務めるのも異例でしょう。日本でいえば天皇陛下、イギリスでいえばエリザベス女王が同じことをするとは想像できません。

2016年9月22日 (木)

メルケル政権

ドイツのメルケル政権の基盤が揺らいでいるようです、キリスト教民主同盟はメルケルさんの地元の州議会で敗北したと思ったら、今度は首都のベルリンの市議会で歴史的敗北を喫したと伝えられます。メルケル政権の難民に寛大な政策が広く国民の批判を招いていると言われます。

中東などの混乱を極める政治状況の中で、命がけで逃れてきた人々に援助に手を差し伸べることは尊敬すべきことと思いますが、常識を超える大量の難民の波には抵抗できなかったということでしょう。ドイツ社会が受け入れ可能な範囲であれば、称賛を受ける政策だったでしょう。

2016年9月21日 (水)

解散風

永田町にはまたまた解散風が吹いているようです。ロシアとの交渉に一定の成果を得て、国民に信を問うための解散を来年早々にも考えていると報道されます。北方領土返還の問題は一筋縄ではいかない問題ですが、国民に信を問うとすれば、かなり問題は絞られるのではないでしょうか。

4島返還が実現するとすれば、日本国内での異論が起こることは考えられず、民意を問う必要もありません。2島返還に留まるとすれば、これまで政府が主張してことからは大きく後退しており、敗北覚悟の解散ということになります。3島返還という道は、これまでの政府の主張からは一歩後退ですが、交渉の成果をアピールすることも可能で、国民の信を問う意味があるかもしれません。これしか解散の意味はないと考えます。

 

2016年9月20日 (火)

パラリンピック

リオデジャネイロのパラリンピックも終わりました。前回東京で行われたことも知らなかったくらいで、これまできちんと見たことはありませんでした。今回は期待して見ようと思ったのですが、選手の活躍に目を見張る反面、その懸命の努力がかえって痛々しい感じも受け、気の弱い僕はとても楽しむということができませんでした。

車いすラグビーは、ラグビーとは言うもののむしろバスケットに近く、ツーバウンドOKのテニスはかなり戦い方も違うように、健常者のゲームとはかなり異なるものと思いました。メダルは1つの目標になっているでしょうからなくすわけにはいかないとしても、金・銀・銅の合金にして格差をなくすなどの工夫をしてもいいのかと思います。

2016年9月19日 (月)

専門家

最近なにかと頻発されるものに、「専門家会議」があります。「有識者会議」とか「技術会議」とか、少し違った名前で呼ばれることもありますが、不勉強にしてどう使い分けているのか知りません。

今話題の豊洲の土壌汚染問題では、専門家会議が汚染対策として盛り土を推奨したのに、技術会議はそれを無視して盛り土を行わず、コンクリートの地下構造とつくったということのようです。テレビなどの報道では明確に示されませんので、独断で想像するだけですが、専門家会議は環境問題の専門家で構成され、技術会議は建築関係の専門家で構成されているようです。専門によって視点が変わるのは当然で、それをまとめる機能は、行政の責任者の仕事でしょう。

2016年9月18日 (日)

深掘り

日米の金融政策の先行きが市場の関心を集めています。アメリカのFRB9月の金利の引き上げを見送ったようですが、日銀は数カ月前にマイナス金利以来の金融政策を総括するそうですが、本心はマイナス金利の深堀りにあるようです。マイナス金利幅を2倍、あるいは3倍にすることは十分可能だと、黒田総裁は講演会で語ったという話もあります。

理屈の上でマイナス金利幅を拡大することが可能だということと、金融政策として妥当かどうかは別問題であることは言うまでもありません。堀を深堀すれば、這い上がるのに難儀することは目に見えています。

2016年9月17日 (土)

短時間集中豪雨

フランステレビによれば、フランスの各地で短時間に激しい雨が降り、床上まで浸水したということが起こっているようです。スーパーマーケットの商品が台無しになったもと伝えていました。1時間に100ミリを越える雨が降り、あっという間に床上まで水が上がってきたそうです。スペインでも同じような豪雨が記録されたそうです。

今年は聞きませんが、昨年はイギリスでも異例の大雨が続き、浸水被害が各地で起こったと報道されました。日本でも、北海道、岩手など、これまであまり豪雨とは縁が薄かったような地方で雨が続きました。雨の降り方が地球規模で変わってきているのでしょうか。

2016年9月16日 (金)

もんじゅ

高速増殖炉「もんじゅ」の今後について、遅まきながら政府が廃炉の方針を明らかにするようです。原子力規制委員会が日本原子力研究開発機構運営に問題があるとして異例の組織変更を求めていましたが、文部科学省は法人を新しく選定することでお茶を濁そうとしていました。

門外漢が無責任なことを言うようですが、「もんじゅ」の相次ぐ不祥事の根源は、基本的には技術を持った人材の不足にあると思っています。原子力の技術と実務経験を備えた人は多くいるとは思えません。もちろん電力会社などでは優秀な技術者を育てておられると思いますが、それぞれの原発の運転や再稼働の準備、さらには廃炉などで手一杯で「もんじゅ」にまでは手が回らないことになっているのでしょう。

«汚染土壌の修復

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