紅白
「ココログニュース」によれば、年末の紅白歌合戦は視聴率40%を越え、今年も楽しめたという声が多いようです。ぼくの周囲、特に音楽に造詣の深い人の間では、「醜悪」という声もあることと対照的です。
もう10年以上老人性早寝症になった僕は、最後まで紅白を見ていませんが、今年強く感じたのは、紅白で初めて見る歌手、あるいはグループが増え、半分近くになったことです。若い人に人気のある歌、お年寄りに人気のある歌手が、二極分化して、重なり合う部分が年々少なくなっているように感じられます。
番組の内容については、僕自身はまあこんなものかという程度の感想ですが、もともとの期待値が高くないからでもあります。半年くらいも前から、出場歌手がきまったとか、歌う順番が決まったとか、あげくのはては司会者が決まったに至るまで、まるで大事件のように、NHKがニュースで取り上げることに、大きな違和感を持っています。
あまりに行き過ぎた自己中心の報道は、大げさにいえば、ニュースの価値に判断という、ジャーナリストにとって基本的な資質に疑問を感じさせるものではないかと思っています。
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