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2009年1月 7日 (水)

空洞化

10年ほど前、僕もまだサラリーマンでしたが、企業ではリストラの必要性が叫ばれ、生産コストの安い海外への進出が盛んに計画・実行されました。各企業の動きが集計されると、国内の産業が空洞化するとの不安もささやかれました。

エコノミストの多くは、マクロな立場から空洞化はそれほど問題ではないという意見でしたが、ミクロにみると、かなりの軋轢は避けられませんでした。

この10年間で日本の経済が見出した、空洞化に対する答えの1つが、派遣社員あるいは非正規雇用の増加だったと考えます。それが労働人口の3分の1にまで上るとは、多くの人々の想像をこえていたのではないでしょうか。

労働市場の柔軟性のためには必要であったのは間違いないでしょうが、やや拙速に拡大された感は免れません。

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