ぶら下がり
火のないところにボヤを見つけるような報道機関の姿勢が端的に表れているのが、毎日ニュースにちょっぴり出てくる首相の「ぶら下がり会見」だと思います。
「定額寄付金を受け取りますか」というような、ほとんど意味のない質問を繰り返すのを見ていると、「こんなことをやっていていいのかなあ」という気持ちになってきます。
小泉元首相が始めた時は新鮮でしたが、むしろマイナス面も明らかになったと思い、小泉首相の就任1周年のときに、「そろそろこの種の断片的会見はやめるべきだ」という意見を、首相にメールで送りました。後継首相も、やめたくてもやめられません。
どうみても新入社員としか思えない若手の記者が、稚拙な質問を繰り返すのは見ていられません。時間も定かではない会見にベテランを配置できない事情はよく分かりますが、正鵠を射た質問ができなくては、会見の意義はありません。
ベテランの記者は、インサイド・ストーリーを取材するため、政治の世界に取り込まれてしまうことは、ウッドワードのブッシュ政権取材などにもみられる所で、わが国だけの欠陥ではありませんが、それが限界にきていることは明らかです。政治記者出身の人が、新聞社の社長、放送局の会長になるというのは、正常なこととは思えません。
マスコミの見識に期待できないとするならば、初回に書きましたように、「1億分の1」すなわち「ナノの声」を上げねばならないのかと愚行する所以です。
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毎メールに自分のあそこ画像送りつけてくる変態OLに逆エンジョでかってもらって、カラオケいってきたwww 店員きてるのに普通にフェラしてるし、マイクであえぎ声拾うし爆笑www それで39万くれるし仕事あほらしwww... [続きを読む]
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