スロバキアのユーロ加入

動乱の世界経済の中で、新年のニュースで注目されたのは、スロバキアのユーロが1月1日からユーロを導入したことです。

スウェーデンなど周辺諸国が、金融恐慌の中で通貨の安定を図るべく、自国通貨を捨てて、ユーロを導入することを検討していると伝えられます。

そんな状況の中で、スロバキアが先陣を切るとは予想外でした。チェコとの連邦を解消して、自立したスロバキアとしては、かねてからの念願を実現したということかと思いました。同時にEUに加盟したチェコ、ハンガリーなどに先駆けてのユーロ導入ですから、財政健全化など加入条件をクリアーする努力は並大抵ではなかったろうと想像されます。

一度ブラチスラバを半日だけ、ツアーで訪れたことがありますが、歴史もあり、立派なオペラハウスもあるいい街でした。何よりも物価が安く、ビールがジョッキ１杯で１ユーロと（3年前もユーロで買えました）と、プラハ、ウィーンの半値以下だったことが記憶に残っています。

ブラチスラバのお城から眺めると、石油化学工場らしきものも見え、日本との経済的な関係も深いようで、ユーロの導入で今後の発展が期待されます。