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2009年2月24日 (火)

関空とリニア

今住んでいる堺の家は、直通バスで50分と関空に便利なこともあり、僕は関空派です。昔何度も伊丹空港に着陸しましたが、大阪市内の上空を高度を下げて行くのは、あまり気持ちのいいものではありませんでした。

関空の現在の苦境は、根本的な条件設定に間違いがあると思います。国にとって2番目の国際空港を作るのですから、せめて土地の埋め立て、道路の取り付けなど、基本的な部分は、国の負担でやるべきだったのではないでしょうか。

現在のリニア新幹線の建設にも、同じ間違いをしようとしているのではないでしょうか? JR東海はすべて自力でと言っているようですが、結局は国民の負担を求めることになるのではないかと危惧します。

建設費は当初の見込みを上回るのが常であり、1012円に達するでしょう。減価償却の負担は、年間1011円になります。乗客数が現在の新幹線と同じくらいの10人になるとしても、減価償却の負担だけで1人あたり1万円になりますから、現在の料金の3倍は覚悟する必要があると思います。時間が1時間になっても、多くの乗客を確保できるとは思えません。

国は将来の計画を含めて明らかにし、国民の理解を求める必要があると思います。

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