李下に冠を正さず
「カンポの宿」の売却問題について、総務大臣は「李下に冠を正さず、瓜田に靴を入れず」と発言しました。しかもそれは国会での答弁ですから、記録に残る発言です。
これまでにも、ことの軽重は別にして、事務所経費の会計処理、公共事業におけるあまりにも酷い我田引水、さまざまな補助金の不透明処理など、疑惑のタネは数多くありました。
そして、その殆どは政治家が関係するものでした。「冠」などには縁のない庶民は、「ゴマメの歯ぎしり」をするしか、道はありませんでした。今度は違います。腐っても鯛、大臣が言ってくれたのですから。
うがって考えれば、「不正を疑われるようなことをしてはいけない」ということで、総務大臣も今回の件に関して、不正があったとは思っていないことを、問わず語りに明らかにされたのでしょう。
総務大臣が言われる以上、政治家の諸兄も、不正を疑われるようなこと、地位利用を疑われるようなことはしない、ということになること期待したいと思います。
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