クールな報道
先月は麻生首相でしたが、今週はイギリスのブラウン首相がホワイトハウスを訪れ、米英首脳会談が行われました。そして、米議会の上院・下院の議員を前に、演説を行いました。
CNNやBBCのニュースでは、当然大きく伝えられていましたが、その報道ぶりは、冷静というか、クールな姿勢に徹しているように感じられました。
首脳会談後の記者会見では、お互いにファースト・ネームで呼ぶなど、親密な関係ができたようだが、どことなくぎこちなさも感じられた、というコメントをつけておりました。
議会での演説も、今回の世界金融危機に協調して取り組む必要性や、保護主義に走ることの危険性を訴え、アメリカの賛同を得たようだが、それが実のあるものであるかどうかは、4月のロンドンでの金融サミットでのアメリカの態度を見なければ分からないというあたり、BBCのクールさというか、ある種の見識を感じさせるものもありました。
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