期待値
確率に関連して思うのは、期待値の問題です。ミサイルを例にとれば、ピストルの弾を撃って、ピストルの弾に当たるのか、という議論が永田町で盛んなようですが、当たる確率もさることながら、問題は期待値にあると思います。
麻生首相の得意なライフル射撃なら、たとえ外れても、メダルに手が届かないくらいですみます。人命を脅かすような、都市を狙って飛んでくるミサイルであれば、撃墜する確率がたとえば90%というのなら、多くの人は不安を拭えないでしょう。
ミサイル防衛プロジェクトに、日米共同で大金を投じています。成功した、失敗したと時々報じられ、石破元防衛大臣も「かなりのレベルに来ている」と言っているようですが、独断で言うことをお許し願えれば、「十中八九」というレベルに来ていれば上々でしょう。
宇宙開発でいえば、無人衛星は十中八九の成功率でもよしとされるでしょうが、人命のかかった有人衛星になれば、1桁も2桁も上である必要があるでしょう。僕が日本はあくまでも無人衛星で行くべきだと考える所以です。
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