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2009年3月19日 (木)

反面教師

最近アメリカで大騒ぎになっているのは、破綻した保険会社AIGが幹部に多額のボーナスを支払っていたというニュースです。血税で数兆円という支援を受けながら、最大では1人6億円というボーナスとは、何たる破廉恥というわけです。

オバマ大統領は記者会見で咳こみ、「怒りのあまり」とジョークを飛ばすほど、不満を露わにしています。共和党のある上院議員は、「経営者は、日本のように涙を流して謝るか、自殺するべきだ」といって、物議をかもしているそうです。

山一証券の破綻で、社長が記者会見で涙を流しながら、「社員は悪くありません」と叫んでいた光景を思い出しました。僕はあの時自殺した経営者というのを覚えていませんが、妙なところで、日本の経営倫理が褒められた(?)ものです。

そういえば、阪神大震災のときに、略奪などの行為がみられないと、驚きを込めて欧米のメディアが伝えていたことを思い出します。いざというときに、人の道に外れたことはしないというのは、隠された日本人の美徳かもしれません。

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