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2009年3月26日 (木)

裸の王様

「政府筋」が、北朝鮮から飛んでくるミサイルを迎撃することは「事実上不可能」と発言して、政府与党から「不謹慎だ」と批判されているとNHKニュースが伝えていました。(韓国KBSによれば、「政府筋」は中曽根外相のようです)。

発言の詳細が分かりませんが、それ自体は国民の多くが思っていることで、批判される筋合いのものではないようにも思えます。撃墜すると力んでいる人には「不都合な真実」かもしれませんが、首相官邸を狙って飛んでくるミサイルならともかく、どこを狙って飛んでくるかも分からないものを、射程範囲を越えて撃ち落とせといわれても、出来ないものは出来ないでしょう。

1年ほど前に、東京ではパトリオットミサイルをいざというとき、新宿御苑に配備するかどうかが話題になりました。確か習志野とか、厚木にあるのでは、射程がカバーできない範囲があるというのが、都心に置かねばならないという理由でした。その後、格段に射程の長いミサイルが配備されたとも聞きません。カバーできないのは当然ではないでしょうか。

狙って飛んで来るのはもちろん防がなければなりませんが、上空を飛んで行くようなものは、うろたえずに見ていればいいと思います。

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