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2009年4月17日 (金)

漢字能力検定

公益法人としての漢字能力検定協会の高収益構造が問題になっています。受験しようという気もなく、関心がありませんでしたが、昨日のニュースを見ていて、少し本筋とは外れた議論のように思いました。

文部科学省は受験料を引き下げろと言っているようですが、500円なら法外な料金とも言えません。想定以上に受験者が多く、収入が多すぎるというなら、公益法人の資格を停止して、税金を払ってもらえばいいのではないでしょうか。

考えてみれば、「漢字検定」という隠れたニーズを掘り起こし、ビジネスにしたのですから、「表彰もの」のベンチャー企業でしょう。漢字の普及というのが公益というなら、社会に存在する企業は、多かれ少なかれ社会の利益になる財・サービスを提供していると言えます。

文部科学省の責務は、公益という目的にかなっているかを見直し、公益の意味が薄いなら、税収を確保するという社会の利益を優先させるべきだと考えます。教科書検定にしても、意義を失ったものを見直せないのは、文部科学省の悪い癖です。

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