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2009年5月30日 (土)

スポーツ庁

スポーツ庁を新設するという構想が俄かに浮上しました。スポーツを盛んにすることにより、国民の健康を増進し、世界的なアスリートを養成するという趣旨は、結構なことだと思います。

しかしながら、趣旨が結構であることと、政府が直接しなければならないこととは、峻別しなくてはなりません。あったらいい程度では、組織を新設する必要はありません。これまでの政府の仕事をやめていけるならとも角、なかなか止められない以上、なくては国民の利益が大きく損なわれるものに、政府の仕事は絞るべきです。

成果の見えにくい国民スポーツの振興より、優れた選手の育成、端的にはオリンピックのメダルの数に、お役人が力を入れることは、火を見るよりも明らかです。

国威発揚のオリンピックは北京オリンピックを最後として、本来の個人の名誉をかけた競争に帰るでしょうし、変わらなければなりません。

いまさら旧ソ連、東独のような選手の国家育成は、完全な時代錯誤です。

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