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2009年5月 1日 (金)

鎖国の伝統

新型インフルエンザ旋風が世界を吹き荒れていますが、日本政府は「水際作戦」を標榜してやみません。もちろん水際で防げればそれに越したことはありませんが、WTOなどは「封じ込めの段階は過ぎて、いかに被害を抑えるかに重点を移している」とも伝えられます。

世界の趨勢とは別に、自分の殻にこもって身を守ろうとするのは、周囲を海に囲まれた日本の恵まれた地理的条件とともに、150年前まで約300年間鎖国を続けた伝統の残渣を感じさせます。

水際作戦に注力するのは当然としても、あまりに強調し過ぎると、それが破れた時の国民のショックを懸念せずにはいられません。国内でも感染者が発生するのは、時間の問題とする意見も有力なのですから。

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