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2009年5月 7日 (木)

政治家の世襲

民主党の管副代表が言い出したようで、政治家の世襲が是か非かが、話題を集めているようです。世襲の政治家が首相になるのが4代続き、2代は不名誉辞職をしたのですから、批判の声が上がるのも、無理はありません。

「生まれにより、選ばれる権利が侵害されるのは問題だ」という意見も、一見尤もですが、ある意味で非常手段を講じてでも、歪んだ姿を正さねばならない状況にきているとも言えるでしょう。

エリートがあえて下積みの経験を積まずに、スタートすることにも大きなメリットがあると思いますが、当然考えられるデメリットを文句なしに上回ることが必要です。

エリートが高い処遇を当然のこととして主張するのではなく、付託された責任の重さを自覚して研鑚を積むような教育が、政治家の家庭でなされているか、厳しく自省されるべきではないかと思います。

「自分がこれだけ健康に気をつけているのに、なぜグータラな生活を送っている人の健康保険を負担しなきゃならんのか」というような発想は、およそエリートとしての教育を受けた人の発想とは無縁のものではないでしょうか。

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