エコ・ポイント
政府が環境対策・景気対策の一環として計画している、エコ・ポイント制度の概要が明らかになってきました。それをみると、環境対策というのはほんの見せかけで、実は景気対策しか念頭にないことは明らかです。
「省エネ家電」といいますが、何に比べて省エネかが問題です。冷蔵庫でいえば、同容量のこれまでの冷蔵庫に比べて省エネではあっても、一回り大きな冷蔵庫に買い替えれば、そのメリットは吹っ飛ぶでしょう。
容量が大きくなるに従ってポイントが高くなる制度は、省エネを目的とする制度とは言い難く、何とかして大きな冷蔵庫に買い替えさせたい企業の戦略に沿ったものというべきです。
もちろん容量の増加は消費者が求めるところではありますが、消費者の利便性を無条件に満たすことでは、地球環境の保全は図れないところまできているのだと思います。
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