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2009年5月 4日 (月)

プラスチックの液化

1週間ほど前の日経新聞の1面に、といっても隅の方ですが、プラスチックは今後全量リサイクルすることを政府が検討しているという記事が出ていました。

可能な限りリサイクルを前提に考えることは大いに結構ですが、合理的な判断を期待したいものです。

その記事の中には、燃料としての使用もリサイクルに含むように書かれていました。プラスチックを液体燃料にするには、高分子の鎖を切断するために多くのエネルギーを必要とします。場合によっては、燃料として再利用できるエネルギーの大半を消費してしまうこともあり、20年ほど前から研究は進められていますが、実用には程遠いものがあります。

液体燃料は使う時には極めて便利ですが、そのために多くのエネルギーを使ってしまうのではナンセンスで、あまり手をかけずに、固体燃料としてエネルギーを有効に回収することを考えるべきだと思います。

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