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2009年7月18日 (土)

二大政党制

日本の政治の中の「神話」の1つに、「二大政党制が望ましい」ということがあるように思います。戦後一貫して自民党一党支配への潜在的不満から、安定して政権交代が可能になる二大政党制を理想的モデルと考えたのだと思います。

僕の知る限り、世界の中で二大政党制が定着しているのは、アメリカとイギリスだけでしょう。ヨーロッパの多くの国は少数政党の分立状態が続いています。

マスコミは、二大政党制が理想と繰り返してきましたが、本当に理想なのか、日本の風土に適しているかを、翻って冷静に考えてみるべきではないかと思います。

世界も、大連立のドイツにみるように、二大政党制に向かっているというより、社会の変化に対応する体制を柔軟に模索しているように思えます。

大事なのは、一党独裁とはいいませんが、一党支配が長期に続くより、適切な期間で政権が代わる可能性を残しているということではないかと愚考します。

もちろん今回政権交代を望むという意味ではありませんが。

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