最高裁判事

ここでいう最高裁判事は日本のことではなく、アメリカのことです。最近アメリカの議会で、オバマ大統領になって初めての最高裁判事の人事、初めてのヒスパニック系といわれるソトマイヨールさんの議会証言が行われていました。

彼女の「私のこれまでの判断を見ていただければ、法に基づいてのみ判断しているのが分かっていただけると思う。法をつくることは私の仕事ではない」という言葉に、感心しました。

法をつくるのは議員の仕事という、議員のプライドをくすぐりながら、自分のポリシーを明確に述べているのは、見事だと思いました。

翻って日本の最高裁判所の判事は総選挙の時に、国民審査が行われています。これが形式的なものになっていることを、否定する人はいないでしょう。

やはり国会で、候補者も所信を述べ、議員の質問にも答える形で、最高裁判所判事の人事が承認されるのが望ましいのではないでしょうか。