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2009年8月16日 (日)

EUの経済回復

昨年の金融恐慌以来、EUは中国・インドなど新興諸国はもちろん、アメリカ、日本などに比べても、景気回復は遅れるだろうと予想されていました。

共通通貨ユーロは成功したものの、金融は中央銀行に一元化されたものの、財政政策は各国政府に任されています。EUに加盟していない国、加盟したもののユーロ採用が認められていない国などさまざまで、ラトビアなどそれらの周辺国が深刻な金融危機にあるとも伝えられます。

そのEUが、今週伝えられたところでは、46月期のGDPの成長率は-0.1%と僅かに水面下にとどまったものの、前期に比べ大幅に改善し、なかでもフランス、ドイツは0.3%のプラスに転じたそうです。

世界経済の不況も、同時回復の気配を見せ始めたといえそうです。

とはいえ、経済における金融の比重が大きいイギリスは、いまだ回復が思わしくないと伝えられます。楽観はできません。

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