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2010年4月 7日 (水)

お手盛り

最近のテレビ番組について、予告編ともいうべき事前の宣伝番組が目立つような気がしてなりません。一例を挙げれば、NHKの『大仏開眼』というドラマです。

先週前編を見ましたが、それ自体はなかなか力の入ったドラマだと思いましたが、事前の宣伝番組と短いPR放送にはウンザリしました。

民間放送のコマーシャルも煩わしいものではありますが、必然性は理解できます。公共放送の自己宣伝は、必然性は少なく、電波の私用であると言えるのではないでしょうか。番組予報の雑誌『ステラ』とやらまで宣伝しているのは、コマーシャルそのものだと思います。

言うまでもなく、なにものにも偏らない批判精神が報道機関の命です。過剰な自己宣伝は、ジャーナリストとしての精神を麻痺させ、公正な報道という基盤を突き崩すものだと憂慮しています。

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