オバマ戦略
オバマ大統領が新しいアメリカの宇宙開発計画を発表しました。前政権の打ち出した有人月面再着陸計画を廃止し、火星を目指した計画に改めるというのが骨子のようです。
基本理念に差がある政権からの政権交代で、政策を見直すにあたって、オバマ新政権は前政権の政策を廃止する一方で、それに代わる新しい政策の提案に腐心しているように見受けられます。
もう一つ例を挙げれば、イラクから撤退しアフガニスタンに増派するという方針転換です。まったくの独断ですが、イラクの撤退の方に真意があり、一気に撤兵と言うと、共和党など国内の保守派の不満が高まるので、アフガニスタンでのタリバン排除に力を入れることを抱き合わせたように思えてなりません。
新政権の生命線である新政策と、前政権からの方針の継続という難しいバランスをどうとるか、苦労のほどがうかがわれます。
我が国の新政権の右往左往も、同じ苦しみの現れなのでしょうか。
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