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2010年5月 3日 (月)

坂本龍馬

坂本龍馬がブームなのだそうです。今年の大河ドラマは、テンポが遅いのにはちょっと戸惑いますが、主演の龍馬役のキャラクターはなかなか魅力的で、かなり熱心に見ています。

これまで本で読んで知っていたこととそれほど違う新しい事実はありませんが、ドラマでみると、認識が新たになるところもあります。

その1つは、龍馬が幕末の各藩の対立・抗争に嫌気がさし、もう少し広い立場から、日本のあるべき姿を考えていたことです。薩長連合の間を取り持ったとされることは、その考えを具体化したものでしょう。

安易に現在の問題に類推することは慎まねばなりませんが、敢えて想像を逞しくすれば、国の垣根を乗り越えて世界全体の問題を考える姿勢も大切だということでしょう。もちろん国という枠組みが簡単に消えてなくなることはないでしょうし、消えてもらっても困りますが、地球環境問題など国単位では解決できない問題も増えてきているのは否定できません。

永田町には「龍馬きどり」の人もいまだに生息しているようですが、もっと広い視野で世界を考えてくれることを願ってやみません。

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