数は力
京大、阪大、神戸大、大阪市大の4大学に東大・関西のグリークラブOBの5団体で構成されるANCHRの会のコンサートが5月4日にありました。今回は30周年ということで、西宮の兵庫県立芸術文化センター・コベルコホールという立派なホールを使うとを聞き、僕も参加させてもらいました。
5つのグループでおよそ250名の出演者とあって、親類・縁者中心の聴衆も収容人員の2000名強を越え、入りきれない人が出て、「お目当てのグループを聞き終えた方はお帰りいただけませんでしょうか」というアナウンスを流したという、前代未聞の椿事もありました。このブログをお読みいただいた方に、万一ご迷惑をかけた方がおられれば、心からお詫び申し上げます。
例年他のグループに比べ人数が20名弱と半分にも及ばない東大は、他をオーケストラとすれば、室内楽かという、少し違った世界を楽しんできましたが、今回は東京組の応援も得て、引けを取らない頭数で、男声合唱の楽しさを聞いてもらえたように思います。
音響効果も素晴らしい、関西といわず、日本有数のオペラハウスで満員の聴衆の前で歌えるという至福の時間を持つことができました。個人ではもちろん、一団体では不可能なことが、ジョイントコンサートのおかげで実現しました。
プロと違ってアマチュアコーラスではよくいわれることですが、「数は力」であることを再認識した一日でした。
1960年に大学に入り、深い考えもなく始めた男声合唱ですが、それから50年の節目で忘れられないコンサートになりました。
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