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2010年7月 7日 (水)

消費税

参議院選挙も次の日曜日に迫り、消費税に関する議論が盛んですが、個人的な意見を言わせてもらえば、全くピント外れの議論のように思います。

元はと言えば、準備もなく言いだした首相にあると思いますが、野党もいかに選挙で勝つか負けるかとはいえ、些細な揚げ足とりの議論に終始しているのは、情けないとしか言いようがありません。

小泉内閣が先送りして以来、10年近くが経過し、議論があまり進んでいません。

増税が必要かどうかについては、多くの国民も受け入れるのもやむなしと考えていると思います。問題は、いつからどれだけ上げるか、段階的に上げるのか、逆進性をいかに抑えるかとか、具体的な進め方にあると思います。

肝心なことは、赤字の国債が30兆から40兆円もあることを思えば、消費税引き上げだけを狙い撃ちにするのではなく、所得税、財産制などを含めて、出来るだけバランスのとれた税制にすることだと思います。

消費税を引き上げるまでにすることがあるという人もいますが、鳴り物入りで行われた「事業仕分け」で節約できるのが、やっと数兆円という結果を見ても、引き上げ幅を12%軽くできるかどうかという程度の意味しかないと思います。

「財政赤字が大変だ」とパニックになることはありませんが、無駄な議論で時間を空費するのは愚かなことだと思います。

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