頭隠さず
連日大相撲の醜聞が大きく報道されています。あまり愉快でもない話が延々と繰り返されるのも嘆かわしい。無視するに限るのですが、愚かな性がつい一言いわせるのをお許しください。
常習的野球賭博はまだしも、いわば家庭的花札までも公にして、横綱がお詫びしなければならないというのも、あまりにもヒステリックです。今回の賭博問題よりは、数年前の行きすぎた稽古で若い弟子を死に至らしめた事件の方が、重大かつ悪質だったと個人的には思えます。
度重なる相撲協会の不祥事ですが、表面はともかく、心から悪いと思って反省しているとは、全く感じられません。「頭隠して、尻隠さず」とも言いますが、頭も隠せていません。
その最たるものは、理事長代行の任期です。外部の人にと強要されたものの、それは名古屋場所が終わるまでというのですから、「何をかいわんや」です。
「表彰式は内部の人でないと」という声があったやに報道されますが、賜杯を普通の人には重すぎて持てないだろうという、思いやりの心なのでしょうか。それくらいのことは、並んでいる理事の一人が手を貸せばいいことです。
本気で膿を出し、改革しようと言うなら、そんな短期間で代行をお願いするという発想が出てくるはずはありません。
NHKの中継の見送りが、協会の改革への真剣な取り組みにつながることを期待します。
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