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2010年7月 3日 (土)

ワールドカップの教訓

岡田ジャパンは、決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦の末敗れ、ベストエイトに残れませんでした。戦前の酷評にもめげず、リーグ戦は21敗で通過したのは大健闘で、おおいに称賛されるべきだと思います。

日本のみならず、イタリアにしても、イングランドにしても、W杯サッカーの監督は大変な仕事だなと思わざるを得ません。紆余曲折はあったものの、攻撃力に不安のある日本チームにはこれしかないという、岡田監督の描いたゲームプラン通りに進行したのですから、監督も選手も思い残すところはないでしょう。

へそ曲がりとしては、褒めるだけでも芸がありませんので、「隴を得て蜀を望む」の愚言を呈したいと思います。

テレビではPK戦で負けたのは惜しかったという声が大部分ですが、オシム前監督も言っていたように、PK戦に持ち込まれる前に、総がかりで点を取りに行く作戦はなかったのかという思いがあります、延長戦で玉田選手の折り返しが、無人の地域を転がっていったのは、かえすがえすも残念です。攻撃も守備も疲労困憊で、分かっていても身体が動かなかったのかと思いますが、そこを乗り越えないと、ベスト4という目標は絵に描いた餅でしょう。

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