1941年
僕は昭和16年の生まれです。最近のニュースを聞いていると、生まれた年は、もちろん知っているわけはありませんが、かくやと思わせるものがあります。
止まらない円高に、世界を向こうに回して、かなわないまでもこれ以上円高にしないという「毅然たる」国の姿勢を示すべきだという、勇ましい意見を吐くエコノミストがいます。
エコノミストに必要な資質は、「冷静な判断力、温かい思いやり」と言われたのは、過去のものなのか、日本には馴染まないものなのか、悩ましいものがあります。
次期首相を決める民主党の代表選挙でも、真珠湾前夜を思わせる発言には事欠きません。勝算も、大義も、世界の流れも度外視して、戦わなければ面子が立たないような判断には。驚くほかありません。
国民の抱く不信感を無視して、総理大臣が選ばれるとしたら、これに優る「ねじれ」はないでしょう。
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