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2010年8月 5日 (木)

ロシアの森林火災

猛暑に見舞われたロシアで、森林火災がおさまらず、160ヶ所におよび、40人以上の犠牲者を出していると伝えられます。メドベージェフ大統領も、いくつかの州に非常事態を宣言したようですし、プーチン首相も閣僚を集めて、対策を出さなければ今日は帰さないと凄んでいる姿がテレビで報道されていました。

日本では想像できませんが、ロシアの大地は、倒木が泥炭化したところがあるようで、森林火災が発生すると、なかなか消火が難しいと言われます。

大地の泥炭が燃えれば、当然炭酸ガスが発生し、それは温室効果ガスとして地球の温暖化に拍車をかけます。永久凍土に眠っていた泥炭は燃えやすくなるという、悪循環です。

広大な国土であるだけに、ロシアの非常事態は世界の非常事態につながる危険性を秘めています。ロシアからの輸出が減ることを見越して、小麦の国際市場は急騰しているそうです。

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