海水温の上昇
最近のパキスタン、中国西北部、さらにはサハリンでも大洪水を引き起こしているという世界の異常気象は、海水温の上昇と関係があるという説があります。
個人的な意見ですが、地球温暖化の影響というよりは、海水温の上昇の方が直接的であるように思います。もちろん地球温暖化が海水温の上昇を後押ししていることも考えねばなりませんが。
地球温暖化と海水温の上昇は深く結びついていることでしょうが、その違いについて、あえて素人考えを申し上げれば、原子力発電が1つのポイントになるかと思います。
原子力発電は温室効果ガスを排出しないことから、地球温暖化を抑えるエネルギー源とされていますが、周知のごとく、大量の温排水を排出します。温排水の多くは海に放出されます。
海の熱容量の膨大さからすれば、原子力発電の廃熱量はわずかで、取るに足らないものだとは想像しますが、海水温の上昇する方向に働くことは間違いありません。原子力発電は環境に優しいかどうか、この観点からも考える必要があるかもしれません。
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