堪忍袋
北朝鮮に突然延坪島を砲撃された韓国の堪忍袋の強さには、ほんとうに驚かされます。米軍との合同演習を口実に、離島に砲弾を撃ち込まれ、その時は反撃したものの、歯を食いしばって我慢しているようですから。
反撃すれば戦争になる可能性が高く、北朝鮮には継戦能力はないとされるものの、双方に大きな被害を出し、勝っても崩壊した兄弟国を復興する責任を免れません。一時の激情にかられて、反撃するわけにもいかない苦しい立場にあるのはよく理解できます。
その苦しみを考えれば、隣国の日本としても軽率に動くわけにもいきません。官邸の初動がどうだったかというようなことを野党が追及していますが、およそどうでもいいことのように思えます。
「すわ一大事」と軽挙妄動することは、かえって事態を混乱させるだけのようにも思えます。
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