カレン族
ミャンマーの20年ぶりの総選挙の直後に、ミャンマーとタイの国境地域で少数民族カレン族との武力衝突が起きました。カレン族との武力紛争は、だいぶ前に和平協定が結ばれたようにも聞きましたが、火種は燻っていたのでしょうか。
先週のBBCのニュースでは、少数民族にやや同情的な報道をしていましたが、公正が売り物の、BBCにしては若干片手落ちかと思うところがありました。
イギリスの植民地時代に、多数のビルマ族を統治するために、キリスト教徒の多かったカレン族を代理者として使ったので、ビルマ族とカレン族の対立が深まったという歴史的事実があるそうです。
当時のイギリスの常套手段といえばそれまでですが、この対立が現在の武力衝突にもつながっていると聞きました。こういう背景には全く触れることなく、スー・チーさんを支援するBBCの論調を素直に信じる気にはなりません。
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