景気指標
幾つかある市民が関心を持つ景気指標のうち、工業生産、設備投資など最近の景気指標を見ていて気になるのは、経済が停滞していることもありますが、それ以上に景気指標が政府の政策によって上がったり下がったりすることです。
乗用車の売れ行き、テレビなど家電製品の売れ行きなど、エコポイントなどの制度の成り行きによって、大きな影響を受けています。景気対策として実施された政策ですから、影響がないというのも問題ですが、あまりにも過敏に反応しているように思えます。
現在の需要そのものが、生活に欠かせないものは一応充足されて、付随的な要素によって購買意欲がそそられるからだと思えばやむを得ないのかもしれませんが、政府のさじ加減で景気が大きく左右されるというのも、健全な経済ではないように前世紀に育った老人には思われます。
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