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2010年12月29日 (水)

就職難

空前の氷河期といわれる日本ですが、韓国でも若者の就職難はかなりのものがあるようです。日本と違ってウォン安にも助けられて、輸出産業を中心に高い成長率を誇る韓国ですから、意外な気もします。

たとえばガラパゴス化が危惧される日本の家電産業とは対照的に、サムソンなど韓国の家電は世界市場でシェアを高めています。絶好調といってもいいような活躍ぶりです。その韓国で、大学を卒業した人の就職率が、日本と同じように6割を下回るというニュースには驚かされます。

事業が順調で経営は拡大していても、雇用には直接結び付きにくいという現在のグローバル経済の特徴が如実に示されているように考えられます。自国内の工場であっても、働いている人は自国民とは限りません。より良い労働条件を求めて流入してくる労働者を無視できなくなっているでしょう。

雇用拡大のためにも、成長路線は大切な要素だと思いますが、社会の仕組みを見直す必要もあるように思われます。

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