時代錯誤
常軌を逸した北朝鮮の行動の背景に、後継者の地位の確立という狙いが隠されていると識者は解説します。その真偽のほどは分かりませんが、軍事的指導能力がリーダーの条件であるということを考えても、彼の国の時代錯誤が分かります。
シーザーに始まるヨーロッパの歴史では、軍事能力が大きな意味があったのは、ナポレオンで終わっているのではないでしょうか。
アメリカの大統領選挙でも、兵士として軍役に服したかがポイントになったのは、クリントンで終わりました。
日本でも軍人出身の首相は戦前までありましたが、必ずしも軍人として優れた人ではなかったように思います。
軍事的指導能力が指導者の必須の条件である国は、国民にとって幸せな国とは思えません。
リーダーは、「砲術の天才」であるよりも、国民を豊かにする経済の才が望ましいことは言うまでもありません。
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