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2010年12月10日 (金)

万博すんで

上海万博が終わって1ケ月、上海の大気汚染が4倍に悪化しているというニュースが、ネットに流れていました。

万博期間中、外聞を憚って実施してきた、工場の休止、交通量の抑制、建設工事の停止など、さまざまな規制が解除されたことが、大気汚染の復活の原因だとされているようです。

北京オリンピックの翌年、ツアーで北京に行った時も、同じような話を聞きました。北京では、汚染の激しい工場は強制的に離れたところに移転させたと言っていましたので、オリンピックがすんで、汚染が戻ってきたとは聞きませんでしたが。

汚染問題の根本的な対策は、排出する源で排出を抑制する施設・技術を導入することだと思いますが、時間的にも資金的にも難しい時には、背に腹は代えられず、国家が強権を行使するということを物語っています。

日本などでは考えられないことですが、中国では、政府の強権的な指導をまだ受け入れる風土があるということでしょう。

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