言論の自由
数十年の長きにわたって言論の自由を封殺してきた強権体制に対する抗議の嵐が中東で吹き荒れる中で、アメリカの最高裁判所が言論の自由に関して興味深い判決を下したと、ABCニュースは伝えていました。
イラクで死亡した兵士の埋葬の時、ある教会の信者たちが、遺族の感情を逆なでして、イラク戦争反対の声をあげたことが争われた裁判で、連邦最高裁は8対1で、言論の自由が優先されるべきだという判断を示したそうです。埋葬という場では、遺族の感情を傷つけるような行動の自由は制限されるべきだというのは、少数意見だったようです。
ABCの女性ニュースキャスターであるダイアン・ソイヤーが、控え目ながら国民一般の感情に合わないというニュアンスを表していましたので、アメリカでも平均的な国民の感覚にも合わないところがあるのでしょう。
言論の自由を守るというのも、一筋縄ではいかない難しい問題だと感じさせられます。
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