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2011年7月18日 (月)

迷走

「脱原発依存」を記者会見でぶち上げた菅首相は、前もって何も相談を受けていないという閣僚の声に抗しえず、あれは「個人的考え」とトーンダウンしたようです。高速増殖炉「もんじゅ」の廃止も含めて検討すると言った高木文部科学大臣は、翌日前言を撤回したやに伝えられます。いかに崩壊寸前の内閣とはいえ、その迷走ぶりは目を覆う事態になってきました。

 核燃料サイクルの問題に結論を急ぐべきとも思いませんが、少なくとも今の「もんじゅ」の次に実証炉をつくり、その上で本格的な採用は、うまくいっても2050年というそうですから、脱原発に踏み切るとすれば、出来た頃には「お呼びでない」ことになっているのではないでしょうか。事故で停まっていた15年間、毎年数百億円の維持管理費がかかってきたそうですから、この決断はあまり時間をかけるわけにもいきません。

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