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2011年8月27日 (土)

ハンスト

世界の目はリビアの武力闘争に集まっていますが、インドでは静かな反政府運動が人々の注目を集めています。アンナ・ハザレという活動家が、インド政治の積年の病弊とも言える汚職の一掃を求めて、ハンストに入っています。マハトマ・ガンジーの再来とも言われるハザレ氏の抗議を無視するわけにもいかず、政府、議会も対策を講じるとして、汚職禁止に取り組むとしていますが、ハザレ氏は徹底した汚職禁止を求めて、安易な妥協はしないとしているようです。

 武力に訴えなくても、抗議のハンストが大きな影響力を持ち、政府も真剣な対応を迫られるというのは、インドに独特の洗練された政治文化ではないかと感心します。政策をそっちのけで多数派工作に血道を上げるどこかの政治家も見習うところがあるのではないでしょうか。

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