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2011年9月26日 (月)

二枚舌

野田首相の原子力発電の今後についての国会での施政方針演説と国連での演説が、食い違っているとNHKと民放のニュースが批判的に伝えておりました。国会では脱原発依存を口にしたのに、国連では触れなかったというのです。確かに食い違っているといえば食い違っていますが、ジャーナリストとしては若干認識不足ではないでしょうか。国内では新規原発の建設は困難ということでほぼ意見は一致しており、安全性を厳しくチェックした上で動かすという点でも、電力の不足、温室効果ガスの削減などを考えれば、やむを得ないという意見が国民にも強いと思います。国際的には、ドイツやスイスは別として、アメリカやフランスをはじめとして原発から足を洗うというのは能天気に過ぎるという雰囲気だと思います。それを考えれば、首相を二枚舌と批判するのは心ないことでしょう。

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