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2011年9月27日 (火)

拒否権行使

パレスチナの国連加盟申請に対して、アメリカが安全保障理事会での拒否権を行使すると表明しているそうです。この問題は国際政治の最難問の1つですので、ど素人がコメントすることは遠慮しますが、今のアメリカの姿勢については複雑な思いを禁じ得ません。

 アメリカはイラクに侵攻し、サダム・フセインを引きずり下ろす目的の1つは、民主主義をこの地域に広めることだと言ってきました。国連総会で必要な3分の2の支持は得られるというのに、安保理の拒否権で葬るのが民主主義の原理にかなうとは信じられません。アメリカがこれほどイスラエルを支援するのは、国内のユダヤ人勢力への配慮だというのが一般的な見方です。日本では在日韓国人からの寄付を受けていたことが大きな問題として騒がれますが、アメリカでは外国人の影響力には大らかなのでしょうか。

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