党派的
世界的に政治の指導力が揺らいでいます。その1つの要素は、政党・政治家の視界があまりにも狭い範囲にとどまり、社会全体への配慮がほとんど感じられないことにあるように、個人的には思っています。年末に消費税増税に反対する若手議員が民主党を離党しましたが、マニフェストに反対するだけなのか、消費税増税そのものに反対なのか、そのことすら明らかにされませんでした。
世界的に見れば、党派的な政治が悪影響を及ぼすのは、何といってもアメリカと民主党と共和党の対立でしょう。大きな政府か小さな政府かという基本的な対立も無論ありますが、些細なことで意見が対立し、予算が止まって政府が動かなくなるなどという心配を世界に与えるのは、いい加減にやめてほしいと思います。
ギリシャやイタリアで、政治家が入らない内閣が発足して、財政再建を進めていることは、政治家諸兄が他山の石とすべきことではないでしょうか。
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