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2012年1月28日 (土)

説得力

最近の政財界の混迷の理由には、国民に人気のない問題を避けて通りたいという二流政治家の勇気のなさもありますが、問題に対する処方箋が妥当であるという説得力の問題も大きいように個人的には思います。消費税増税の問題にしても、世論調査を行えば、総論としては増税に理解が示されるのに、現時点での選択については増税反対が賛成を大きく上回るというような現象をみると、現政権の説得力の不足を考えないわけにはいきません。総論としては賛成、少なくとも消極的賛成をしているわけですから、納得の得られる説明を工夫すれば、理解を得るのが不可能とは思えません。

 問題を正しく把握し、分析して、幾つかの対策を検討して、コスト・パフォーマンスも踏まえて、こういう政策を採用したいから納得して欲しいと説明する必要があるでしょう。

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