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2012年2月13日 (月)

ギリシャ危機

ギリシャの経済危機は、援助の条件として痛みを伴う緊縮策を迫るEU側と、必死で抵抗するギリシャ国民のつばぜり合いが続いています。それを見ていると、1997年のタイの通貨バーツをきっかけに、インドネシア、マレーシア、香港、韓国などに飛び火したアジアの通貨危機のことを思い出さざるを得ません。当時からエコノミストには「過酷」と評判の悪かったIMFの緊縮政策でしたが、アジア各国は一も二もなくIMFの過酷な条件を飲まされ、支援を受ける以外に選択肢はありませんでした。ギリシャのような市民の反発もあまりなかったと記憶します。

民主主義の祖国ギリシャと従順なアジアという、カルチャーの違いも感じます。あれから15年、アジア諸国の経済は見事に立ち直りましたが、ギリシャはどうなるのでしょうか。

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