実験動物

先日のフランスのテレビニュースで、福島の立ち入り禁止区域の放射線量を測るため、サルにGPSと線量計を背負わせて域内に放ち、測定させていると伝えていました。日本の報道では知りませんでしたので、真偽のほどは分かりませんが、それらしきサルの画像も出していましたので、まんざら嘘でもないと思います。ヒトに最も近い霊長類のサルは、医薬品など開発においてかけがえのない実験動物ですが、こういう使い方もあるとは想像できませんでした。

立ち入り禁止区域内の放射線量を知ることは重要な問題であり、被曝による健康被害を受けにくい自分のような老人パワーをなぜ活用しないのか、常々不思議に思っておりました。少なくともサルよりは、計画的に動きまわれる利点はあると思うのですが。