目には目を
アラブ世界の騒乱で多くの人命が失われるのにも心が痛みますが、ここで言いたいのはそのことではありません。日本の政治でいくつか見られる反対勢力に対する手段を選ばない報復のことです。
例を挙げれば、大阪市役所の職員組合の度を越した政治活動に対して、常識的にはどうかと思われるアンケートを大阪市長が実行しようとしたことです。幸いにして法律家の顧問の判断で凍結されましたが、見識に欠ける行為だと思います。元はといえば、法律を冒して選挙運動を行った労働組合に非があるとも思いますが、「目には目を」で手段を選ばない対抗手段にでるのは問題です。市役所と組合では、力を持っているのは明らかに役所ですから、覇道ではなく王道につくべきだと思います。
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