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2012年4月 4日 (水)

油断

戦前戦闘機の生産にも携わられたという柴田さんは、原子力発電を研究・開発する意味を、「戦前の日本は、石油を輸入する道を断たれたことで不本意な戦争を始めるに至った。その反省から、エネルギー源を確保することは戦争をしない、平和につながると考える。そのエネルギー源の1つとして、原子力発電は必要なのだ」と研修生などに説いておられたのだそうです。

 原子力のエネルギー源であるウラン鉱石は日本になく、国産エネルギーとはいえませんが、化石燃料とは違ったところから輸入することができますので、エネルギー源の分散には少なからぬ効果があると思います。文明、産業、生活を支えるエネルギーは、できるだけ多様な資源に依存するのが望ましいことは、今も昔も変わらぬ日本の宿命だと思います。

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