フランス大統領選挙
ギリシャ国会の総選挙と並んで世界の注目を集めていたフランス大統領選挙が終わり、社会党のオランド候補が当選しました。現職のサルコジ大統領の緊縮路線に対して、オランド候補は経済成長も必要と主張し、就職難にあえぐ人々にアピールしたようです。わが国でも、小泉政権の後、財政再建を優先するか、経済成長を追求するかで、自民党の中でも大論争がありましたが、結果的には引き潮の中で竿をさすことは難しく、経済がデフレ状態を続けているのが現実でしょう。フランスの置かれている状況をよく知りませんが、簡単に成長路線に回帰するとも思えません。原発政策についても、現状維持のサルコジ大統領に対して、オランド候補は10年くらいかけて半減を主張していました。具体的なかじ取りが注目されます。
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