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2012年7月27日 (金)

化学兵器

先の見えない内戦状態のシリアで、サダト政権が「化学兵器は外国人部隊以外に使うことはない」と発言して、国際的な反発を招いています。化学兵器を保有していることを認めたことも問題ですが、今のような都市を中心とする内戦状態で、テロリストないしは侵入者だけを狙って使用するなどということは、化学兵器の性格上不可能です。一旦放出されたら、毒ガスは無差別です。

残念ながら日本も対岸の火事ではありません。地下鉄サリン事件もありましたが、敗戦により中国大陸から旧日本軍が撤退したとき、遺棄してきた化学兵器から内容物が漏れ出し、住民が被災する事故がなくなったわけではありません。

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