法王辞任
カトリックでは教皇というのが正しいと聞きましたが、法王という方が馴染みがありますので、法王と書きます。ベネディクト16世が近く辞任される意向を表明されたそうです。中世以来、終身法王を勤めるのがならわしのようですので、カトリックの方々には青天の霹靂なのでしょう。欧米のテレビはこのニュースでもちきりです。
「神の代理人」とも称される法王が昇天ではなく、辞任でこの世に留まるというのは、ある種の「人間宣言」なのでしょう。欧米の人々の反応は、「信じられない。想定外の出来事」のようです。文明の進歩の結果、テレビのクローズアップには疲労も隠せませんし、世界を飛び回らねばならない責務も、高齢の法王には過酷な責務となったのでしょう。
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